歯いさい!BLOG

おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。

今日は、沖縄ではクルチと呼ばれ
庭木や街路樹にも使われている
とてもポピュラーなリュウキュウコクタンの
紹介です。（カキノキ科の植物）

　　　　　　　

３月ごろになると若葉が吹き出すクルチ。
同時に若葉の裏側には

キジラミが付きます。


このキジラミの幼虫（？）のときにも
白い粉のような排泄物を出すようです。


そんな、キジラミを食べていると思われる
虫（何かの幼虫）もいるようで


クルチの中でも食物連鎖はあるようです。


キジラミから羽化したてと思われる成虫。
（羽もまだ伸びきっていなかったが
指で触れてみたら、近くの洗面器に
飛び移った。邪魔してごめんなさい・・・）


最初は黄緑色をしていたが、
葉にしがみついて樹液を吸っているようで
だんだん黒くなり、丸みを帯びてきます。
３～４ｍｍ


若葉が普通の葉になると虫は付きにくく
チョウやガの卵を見たことがないので
クルチにはキジラミの類以外は
虫はあまりつかないと思われる。


ガやチョウが羽を休める場所になります。
（花の写真はここに小さく載っています。）


実のほうはというと、
５月頃、小さな白い花は終わり、
実になりそこなったものが次々落ちてきます。
また、クルチには実が（花が）
つくのとつかないのがあるようです。


８月ごろ。柿の実に似た
直径１．５ｃｍほどの実が色づいてきます。


９月～１０月、実はだんだん黒くなり、


熟した実を広げるとこんな感じ
食べられるそうですが、
怖いので、まだ試したことはありません。
私の代わりに
リュウキュウコウモリがよく食べに来ます。


落ちた実と、実をつぶしタネを出したものと、
どっちが発芽しやすいのか
ちょっと、実験してみました。


２０１５年１０月下旬、
別々に植えてみました。


同年１２月。
実をそのまま植えた方に双葉が出てきました。
その後、今年の今（３月）まで観察しましたが、
タネにしたほうは、発芽しませんでした。


実がつくクルチの下は、いつもこんな状態です。
かわいそうですが、抜き取っています。

クルチの成長をずっと見守っています。
今度はクルチの葉のことや剪定のことを
書く予定です。たぶん、来年。

　　　　　　（No1816）