歯いさい!BLOG

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パナリ焼

おはようございます。

今日もたぶん来ていただき、ありがとうございます。

それにしても、
昨日は間違えて2回(下書き分も含め)も文章を出してしまった・・・
270回以上も書き込んでいると、緊張感が抜けてしまうようです。

昨日今日と3回も土器だ、何だ、って書いたら疲れます。
読んでくださる方だって、同じように疲れますよね!?。

だから、もうこの辺で、磁器(じき)のことでも書いたらいい時期(じき)・・・なんちゃってタラ~
あ~私は・・・パナリ疲れているようです。 ガ-ン失礼いたしました。

       見ザル

え~では、今日は沖縄の土器の最後で、パナリ焼の紹介をさせてください。

今回の写真も那覇市壺屋にある骨董店・陶宝堂の商品を載せます。

パナリ焼にはいろんな用途(形)の焼物があります。
その中で、一番オーソドックスな形の土器だけを紹介します。
独特の形なので、ぱっと見て「これは、パナリ焼だね?」といえば
貴方も通に見られますよ。OK

パナリ焼

パナリ焼の特徴は、どっしりとした形と砂や貝の混じった肌です。
写真の形のものには底に穴の開けられたものが多く(修理されたものも多い)
その昔、骨壷に使ったのではと噂もチラホラ・・・
でも、形が良いので、
落とし(水が入れられる容器)を入れ、花を飾るのに利用される人も多いですよ。

また、多くの現代作家も、この形の作品を作っています。

パナリ焼

右が一般的なパナリ焼の壺で、左はちょっと珍しいタイプです。
(奥の2個です。左手前の小さいのは関係ありません。)

パナリ焼

こういった、丸みを持ったタイプもあります。

パナリ焼は八重山諸島の西表島の南西にある新城島(あらぐすくじま)が
その出土先といわれています。
また、パナリの意味は「離れ島」の「はなれ」が「パナリ」に混じったものと
聞いたことがあります。
宮古や八重山の方言にはパピプの発音が多く
(沖縄本島の北部もパピプの方言が多いですよ。)
私が学生の頃行った、与那国島で聞いた地元の方の会話は
「パピプ」としか聞き取れなかった経験があります。
(最近では八重山特に石垣島に住んでいる方は、沖縄本島の人より
 発音がきれいな人が多いです。しかも歌も上手です。これ、離島だけどホントウ!)
つまり、母音の種類がa i uだけなんですって、AIUの保険会社ではないですよ。

話しがズレました、すみません。

では、パナリ焼きの製法について、文献から引用させてもらいます。

「つる草やタブノキの粘液を土に混ぜて捏ねあわせ、ロクロを使わずに
 手びねりで形成し、さらに蝸牛や貝肉の粘液をすり塗って形を整え、
 露天でカヤやススキの火で焼き上げたといわれるが、実物を見ると
 カイガラの他に砂粒も多く混ぜられている」
  『沖縄のやきものー南海からの香りー』より

では、地味な土器に疲れましたので
この辺で沖縄の土器類は、いや焼物は、しばらくお休みにします。

3種類の土器は2日で終わっちゃいました。タラ~
失礼いたしました。


P.S

息子はプロテニスのロジャー・フェデラーのファンです。
今朝の新聞を見て息子が
「父さん、フェデラーは全豪に8年連続ベスト4だよ。すごいよね!」って。
「なんの、お父さんはね、30年近く毎朝トイレ入りだよ」って言わなかったが
もし声に出してたら、食器洗いだけでなく、洗濯干しもさせられていたと思う。
朝の会話は気をつけねば・・・

        (No275)






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この記事へのコメント
日本語のhは江戸初期まではΦ,奈良時代より前はpだったそうです.沖縄には古い日本語の発音が残っているのですね.Φは日本語の「ふぁ」の子音です.
Posted by あばさ at 2011年12月14日 14:57
あばささん、コメントありがとうございました。ご専門の方のようで恐縮です(汗)。若いときに聞いた話を交えていますでの、最近のことは分かりません。テレビの普及で離島の子供たちも、だいぶ共通的な話し方に変わってきていると思います。お分かりかもしれませんが、地名などに「東風」(こち)「南風」(はえ)などは今でも使われています。
Posted by 歯いさい at 2011年12月14日 17:50
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