歯いさい!BLOG

おはようございます。

ご訪問ありがとうございます。

今日は私のシーグヮー（隠れ家）「おもろ」の紹介です。

シーグヮーですので、場所は教えられませんが
ネットで調べればすぐ見つかると思います。

宵の口、先日も若者でにぎわうオープンしたての
国際通り屋台村前を通過しながら
「まだ人が多いな～」とつぶやきつつ、
月に一回ほど「おもろ」に通うこと、７，８年。


以前は看板にひびが入っていましたが
最近看板を替えたみたいで上等になっています。
（上等とは沖縄でよく使われる、普通の褒め言葉です。）


「おもろ」の外観もそうですが、


「おもろ」の中も、民族歴史資料館なみです。
（ま、まちがえても、「おんぼろ」とは言わないでください。）


去年から４代目のあきらさんも毎日厨房に
立っているので若いお客さんが増えました。
（２，３年前なら私でも若いお客だった・・・）


戦後から復帰前、壷屋焼の陶工たちが集った「おもろ」
陶器の中にはかなり貴重な作品も


沖縄の古い凧は石川県の内灘町歴史民俗資料館で、
見たことはありますが、「おもろ」の凧も
それなりに価値のあるものです。
（おもろィィ、貴重品ばかり・・・）


つきだしは日によって変わります。


たっぷりと量のある料理はありませんので
食事をするつもりなら予約をとりながら
お願いした方がいいと思います。


１階に５，６人用の座敷があり


２階には１５～１８名ほどが入れる座敷もあります。
（やっぱり要予約です。）


最近の料理は、ほとんどあきらさんの作る料理です。


５０年以上グラスのしずくを吸い込んだ無垢のカウンター


（壁の写真）
大嶺政寛（画家）、バーナード・リーチ（英国陶芸家）夫妻、
濱田庄司（陶芸家）などなど、戦後から復帰前の県内外の
著名な芸術家も訪れたこともある「おもろ」


半世紀以上の歴史を感じる「おもろ」では、
静かに飲むお客さんを大切にしてくれます。
わいわい騒ぎたい方は、
近くの屋台村にいかれて楽しんでください。


ハンサムな４代目あきらさん（右）と
腰かけて写っているのは、沖縄郵便史研究家・世界的に
有名なエンタイア・切手コレクター石澤司さん（左）です。

（２０１５年８月１２日琉球新報２４面記事より）

今も昔もその道のトップがこっそり忍び込む、
隠れ家の「おもろ」です。
個人的には、あまり知られないことを望んでいます。

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