クルチの太い枝曲げ(約2年半がかり)
庭には
クルチ(リュウキュウコクタン)が
何本かあって、毎年の手入れも大変だけど
好きな庭木なので大切に育てています。
そんな庭のクルチの1本に、
太い枝が前方に突き出ていて、
前を通る度に頭をぶつけたりするので、
横に曲げてみることにしました。
(赤矢印の枝)
その突き出た太い枝は、
直径が短いほうでも約6cmはありました。
今日はその太い枝を曲げるのに
2年半以上をかけた時の様子を載せます。
(本当は曲げたというより折った・・・)
<2017年10月5日枝曲げ開始>
まず、クルチの枝と塀の支柱にロープをかけ
細い棒をロープに通して回転させ、
枝を少し引き寄せました。
次に、枝に丸太を縛り、
その丸太の先と離れたところの支柱を
2番目のロープで引っ張りながら結びつけました。
この2番目のロープの長さを計ったら
295cmでした。
初日(2017年10月5日)の作業はここまで。
それから、週に一度ほど、
細い棒の挟まった1番目のロープをねじったり
2番目のロープを引き寄せ、縛り直したりしました。
その後、こんな滑車を使って
3番目のロープをかけ、さらに引っ張りました。
初日から約4ヶ月後の
2017年11月16日。
2番目のロープの長さが295cmから
245cmになったとき、枝のつけ根部分が、
裂け始めていることに気がついた。
2番目、3番目のロープを外して、
裂け始めている所をテーピングし、
1番目のロープだけにして
半年ほどそのままにしておきました。
そして約半年後です。
1番目のロープを外し、
今度は枝を下に下げるように結び直しました。
その後、白いテープを外し、
枝を前方から見たら、ちぎれているような状態。
真上から見たら、完全に裂けているのを確認。
でも、(曲げている枝は、)
まぁ~大丈夫だろうと考えることにして、
他の枝の整理を始めました。
<2018年7月8日>
月に1度くらい、ロープを縛り直し。
<2018年8月12日>
最初の頃の写真と比べると
枝で見えなかった踏み石が見えるようになり、
枝が(後下方に)曲がった様子がうかがえた。
(折れ曲がったと言ってもいいのかも・・・)
<2018年9月17日>
初日から約11か月後、枝を真上から見た様子。
この枝は後方の樹皮でどうにか生きている。
だから、枝を短くして(負担を失くし)
将来ためのバランスもとった。
<2019年1月何日>
その後。枝を短く切った部分から出た
新しい葉も特に問題なく経過したので、
そのまままた半年ほど様子をみた。
(若葉は時々スミチオンで殺虫しています。)
残したロープに黒い補助のロープをつけ、
(両方とも少しテンションはかけています。)
<2019年9月16日>
だいぶバランスがとれた枝ぶりになりました。
<2020年2月下旬>ほぼ終了です。
これで頭をぶつけなくてもすみそうです。
今後、1年ほどこのまま様子をみて、
その後、(無事なら)全部の枝を切り摘めて
さらにバランスをとる計画です。
クルチ(リュキュウコクタン)は葉に虫は
つくけど、生命力ある庭木です。
<クルチの太い枝曲げ、終了。>
(No2544)
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