昇降式カウンターチェアーの溶接修理
今日は昇降(上げ下げ)式のカウンター
チェアーの修理の様子です。
昇降式カウンターチェアーを使っていると
だんだんと昇降できなくなることがあります。
(単に体重が重いからとは限りません!)
腰掛けてから、この(肝臓ではない)レバーで
上げ下げを操作します。
(たしかに、体重が軽い人は乗っても
操作できないこともありますが。 )
もし昇降できなくなったら、
取り付けられているネジを外してから
中を見てみましょう~
だいたいの原因はレバーを押さえる
金属のつめの部分がめくれているのです。
(いちばん最初の写真が正常な状態です。)
手っ取り早くつめを叩けば戻ります。それだけで、
レバーの先が赤い部分を「てこの原理」で
押さえつけて昇降が可能になるのです。
しかし、めくれたつめ部分を叩いて戻しても
2、3回目には、爪に亀裂ができて、
結果、折れることになるのです。
(高価なイスなら長く持つかもしれません。 )
そんな折れそうなつめを電気溶接で直してみました。
(実際、イスのひとつはつめが折れ
瞬間接着剤で仮固定をして直しました。)
まずは、黒い塗装部分を少し
マイクロモーターではがして、
それから、電気溶接(100V用)です。
(作業は屋外でしてください。 )
溶接直後。(とても下手ですけど、
何事も経験を積むという考えですので。 )
最後は溶接部分を研磨して終了。
(できれば、サビ止めを塗った方が良い)
小型の電気溶接機なら2万円台で買えます。
このチェアーを三つ溶接で直しましたので、
元が取れた計算です。
しかし、ふしぎことにチェアーのひとつは
まったくつめがめくれてなかった。なぜ???
腹ごなしのDIYでした。
(No3111)
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