宮城邦治先生(ウシオーラセー)
おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。

私は毎月一度、歯科以外の専門家のお話しを拝聴する会に参加しています。
これまで、工学部の教授や現役の検察官、裁判官OB、音楽家、
自然環境の専門家や製造業の社長など様々な方のお話を
聴くことができました。
本当にいろんな意味で勉強になったと感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の講師は沖縄国際大学教授・宮城邦治先生でした。
先生のご専門は社会文化学という広い範囲を研究されています。
どんな話しが聴けるかと思いきや、
お話しは「ウシオーラセー」のことでした。

沖縄や徳之島などで行われている闘牛は、逃走した牛が負けとなる
いわば牛の格闘技です。
野生では牛の群れの中には力で順位があり、
それが群れを安定させているといいます。
そんな牛たちの闘争本能を用いた闘牛は
昔の沖縄の農村社会の熱狂的な娯楽であったそうです。
明治40年の琉球新報には
「本県には古来、牛を角闘せしむる習慣ありて・・・」
の記事があり、当時からその熱狂振りが伺えるようです。
(角闘=今の闘牛の意味)
沖縄では呼び名も「角闘」→「牛闘」(明治44年、うしあわせ)
→「闘牛」(大正3年以降)と変わってきているそうですよ。
(方言では、ウシオーラセー)
また、昭和9年には観戦料を取るようになりビジネスとしても広がったとか。

外国では、お隣の韓国各地でも盛んに行われていたり
スイスに至っては雌牛の闘牛もあるそうです。
その他に、中国の雲南、ベトナム、タイ、トルコ、ボスニア、クロアチア・・・

徳之島には2社、沖縄でも1社の闘牛のDVDを販売する会社があるそうで
先生も毎回購入されているそうです。

闘牛熱の最盛期は過ぎている感もあるそうですが
それでも、沖縄では年間20回ほど、うるま市の石川多目的ドームなどで行われています。
(盛んな頃は。年58回の年もあったとか
)
ちなみに、闘牛用の牛は去勢されておらず(大型化する)
普段私たちが見る牛とは育て方もサイズも異なり、
1100kgを超える牛もいるとか
また、角を研ぐなど、まさに戦うための牛なのです。
(地域によっては、角は研がない、勝敗も決めない《賭け事をさせないため》
また、呼び名も牛突きなど、いろんなスタイルがあるそうです。)
牛の名前はいろいろで角の形、毛の色、
飼い主やチームの名前など様々なものから付けられている。
鉄腕アトム3号という牛もいるくらいバラエティーがあります。
沖縄で、ゆかり号という強い牛が出たときには
子どもの名前もゆかりが増えたそうです。
子どもが知ったら突かれるかも・・・

こちら徳之島の伊藤観光ドームでの闘牛のチラシには
地域企業の広告まで載っています。いかに、盛んなのかが伺えますよね!

闘牛を扱った書籍の数々

こちらは、宮城邦治先生の持牛の名前です。
牛頭若力(ごずわかぐてぃ)というそうです。
活躍の様子がネットにありましたので、
見学したい方はこちらから、先生のブログにもリンクされていますよ。

牛頭大王(ごずだいおう)の手ぬぐいを嬉しそうに広げる宮城邦治先生(右)です。
先生の奥様は最近空手を習いだし、
先生が牛を飼ったりと趣味にふけっているのを見て
角を出し始めているそうです。
宮城先生、奥様も大切にしながら
沖縄の闘牛を全国に紹介してくださ~い。


では、今日はこの辺で失礼いたします。
(No816)
ご訪問ありがとうございます。


私は毎月一度、歯科以外の専門家のお話しを拝聴する会に参加しています。
これまで、工学部の教授や現役の検察官、裁判官OB、音楽家、
自然環境の専門家や製造業の社長など様々な方のお話を
聴くことができました。
本当にいろんな意味で勉強になったと感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の講師は沖縄国際大学教授・宮城邦治先生でした。
先生のご専門は社会文化学という広い範囲を研究されています。
どんな話しが聴けるかと思いきや、
お話しは「ウシオーラセー」のことでした。


沖縄や徳之島などで行われている闘牛は、逃走した牛が負けとなる
いわば牛の格闘技です。
野生では牛の群れの中には力で順位があり、
それが群れを安定させているといいます。
そんな牛たちの闘争本能を用いた闘牛は
昔の沖縄の農村社会の熱狂的な娯楽であったそうです。
明治40年の琉球新報には
「本県には古来、牛を角闘せしむる習慣ありて・・・」
の記事があり、当時からその熱狂振りが伺えるようです。
(角闘=今の闘牛の意味)
沖縄では呼び名も「角闘」→「牛闘」(明治44年、うしあわせ)
→「闘牛」(大正3年以降)と変わってきているそうですよ。
(方言では、ウシオーラセー)
また、昭和9年には観戦料を取るようになりビジネスとしても広がったとか。

外国では、お隣の韓国各地でも盛んに行われていたり
スイスに至っては雌牛の闘牛もあるそうです。
その他に、中国の雲南、ベトナム、タイ、トルコ、ボスニア、クロアチア・・・

徳之島には2社、沖縄でも1社の闘牛のDVDを販売する会社があるそうで
先生も毎回購入されているそうです。


闘牛熱の最盛期は過ぎている感もあるそうですが
それでも、沖縄では年間20回ほど、うるま市の石川多目的ドームなどで行われています。
(盛んな頃は。年58回の年もあったとか

ちなみに、闘牛用の牛は去勢されておらず(大型化する)
普段私たちが見る牛とは育て方もサイズも異なり、
1100kgを超える牛もいるとか

また、角を研ぐなど、まさに戦うための牛なのです。
(地域によっては、角は研がない、勝敗も決めない《賭け事をさせないため》
また、呼び名も牛突きなど、いろんなスタイルがあるそうです。)
牛の名前はいろいろで角の形、毛の色、
飼い主やチームの名前など様々なものから付けられている。
鉄腕アトム3号という牛もいるくらいバラエティーがあります。
沖縄で、ゆかり号という強い牛が出たときには
子どもの名前もゆかりが増えたそうです。


こちら徳之島の伊藤観光ドームでの闘牛のチラシには
地域企業の広告まで載っています。いかに、盛んなのかが伺えますよね!

闘牛を扱った書籍の数々


こちらは、宮城邦治先生の持牛の名前です。
牛頭若力(ごずわかぐてぃ)というそうです。
活躍の様子がネットにありましたので、
見学したい方はこちらから、先生のブログにもリンクされていますよ。

牛頭大王(ごずだいおう)の手ぬぐいを嬉しそうに広げる宮城邦治先生(右)です。
先生の奥様は最近空手を習いだし、
先生が牛を飼ったりと趣味にふけっているのを見て
角を出し始めているそうです。
宮城先生、奥様も大切にしながら
沖縄の闘牛を全国に紹介してくださ~い。



では、今日はこの辺で失礼いたします。
(No816)